太陽コロナの電波掩蔽観測

3月半ばから4月初めまで、金星探査機あかつきが地球から見て太陽の反対側を通過することを利用して、探査機と地上局を結ぶ電波が太陽コロナを横切る際に電波の周波数や強度が揺らぐ様子を観測しています。このデータを分析することによって、コロナが100万度という高温にまで加熱されるしくみや秒速数百キロの太陽風が吹き出すしくみの手がかりが得られます。3月には水星探査機BepiColomboの電波科学チームと協力して2機による同時電波観測を行いました。この実験は今村研が主体となってJAXAとともに企画したものです。