BepiColomboミッション

JAXA(日本)とESA(欧州宇宙機関)の協力ミッションであるBepiColomboでは日本担当のMMO(Mercury Magnetospheric Orbiter)と欧州担当のMPO(Mercury Planetary Orbiter)の同時打ち上げが予定されています。またBepiColomboNASAの水星探査機であるMessengerとも共同観測が予定されています。私たちはMMOに搭載される水星ナトリウム大気観測機”MSASI”の全般的な開発を行っています。さらにMPOに搭載される水星外圏紫外線分光観測装置”PHEBUS”の検出器部分の開発も行っています。

2018年10月20日に仏領ギアナからアリアンロケット5によって打ち上げられました!

 

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MSASI(Mercury Sodium Atmosphere Spectral Imager)

~水星ナトリウム大気観測機~

なぜナトリウム大気が水星を取り巻いているのかはわかっていません。MSASIはナトリウムが発する微弱な光を検出し、ナトリウム大気の分布を探ります。

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Copyright : JAXA

 

PHEBUS(Probing of Hermean Exosphere By Ultraviolet Spectroscopy)

~水星外圏紫外線分光観測装置~

水星には強烈な太陽光により地面から様々な元素が沸き上がって宇宙空間に飛んで行っています。その中にはいまだ知られていない成分が含まれているかもしれません。PHEBUSは水星外圏を紫外線により観測することによって宇宙空間に散逸する元素を調べます。

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